入局後の3年間は大学または関連病院において後期研修を行い、一般内科および循環器内科医としての基本的な知識と技術を身につけ、総合内科専門医を取得します。新・総合内科プログラム研修(3年間)を選択、総合内科専門医を取得するコースもあります。
その後、循環器学会による循環器専門医研修カリキュラムの達成目標に従い、医員または大学院生として大学で1~4年間専門研修を行い、循環器専門医取得を目指します。
循環器専門医取得後、さらに以下のキャリア形成コースがあります。
サブスペシャリティとして、冠動脈インターベンション、不整脈(カテーテルアブレーションやデバイス治療)、心エコー、心不全などの特定領域を専門とし、地域の基幹病院に必要とされる存在となります。急性冠症候群など緊急性の高い疾患では、救急部門と連携して治療にあたります。専門性の高い領域の関連学会の専門医や指導医を目指し希望により国内留学などの集中的なトレーニングも可能です。
大学で医学研究とその指導を行い、循環器疾患の原因を探り、新しい治療に役立てる研究を行う循環器内科医を目指します。心血管疾患の動物モデルを用いた基礎研究、臨床データを解析する臨床研究が展開しつつあり、国内外での学会発表や論文発表を行っていきます。さらに博士論文終了後に希望者には海外留学することも奨励しています。